1925年のパリ万国博覧会では、世界中の革新的なデザイナーが紹介されました。 「アールデコ」という言葉が誕生したのは、この時です。
世界中にある素晴らしいアールデコ建築の博物館を訪れれば、壮観な建築やデザインの中に多くのアーティストたちの足跡を見つけることができます。
‐装飾芸術美術館(フランス パリ):多くの素晴らしい展示物とともに歴史を辿りましょう。 装飾美術セクションの家具コレクションでは、アールデコの基本に触れることができます。
‐国立美術工芸博物館(チェコ プラハ):素材ごとに区分されたセクションを通じて、彫金、刺繍、印刷、ガラス工芸、陶芸、金工など、美術工芸品製作過程を見ることができます。
‐装飾美術博物館(ドイツ):工芸に特化したこの博物館は、ヨーロッパ・アジア各地から集められた、3万点を超える装飾美術品を展示しています。
‐エスピリト・サント・シルヴァ財団(ポルトガル):上流社会の雰囲気を再現した建物。財団設立者のリカルド・エスピリト・サント氏の骨董品コレクションを所蔵しており、ヨーロッパの美術品の保全・再生にも尽力しています。
‐クロッカリアム・ミュージアム(時計博物館)(ベルギー ブリュッセル):世界初の家庭用置時計を展示。アールデコデザインのこの時計は、多くの邸宅で暖炉の上に飾られていました。 また、1920年代から30年代にかけてのベルギー、フランス、チェコ共和国の珍しいコレクションも展示されています。
‐モントリオール装飾美術館(カナダ):有名なアンドレア・ブランジ作の艶消しアルミニウムの花瓶を含む5000点以上のコレクションを所蔵。 所蔵品は、2000年にモントリオール近代美術館に移転されました。
‐モスクワ装飾美術博物館(ロシア):世界一のコレクションを誇る博物館のひとつ。ジャン・デュラン、ポール・フォロット、フェルディナンド・プレイスなどアールデコを代表するアーティストによる彫刻、家具、オブジェを展示しています。
‐インド洋装飾美術博物館(フランス領レユニオン島): 2008年12月に開館。織物・繊維や中国陶器・美術品を展示しています。 博物館の規模の都合で、所蔵品はローテーションで展示されています。
もし旅行中に機会があれば、アールデコの聖地ともいえるこれらの美術館をぜひ訪れて、イル・ド・フランス号が活躍した時代に触れてみてください。